フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

ワレモノ

東京に住んでいた頃に聴いていた曲は危険で、私はまっすぐに歩くこともできないので、でもそれが誰の目に映ろうがわたしにとっては美しいことだった。季節が変わるのだから私だって変われるんだと置いていかれた夏に少し眩んでしまう。素足で歩いてみたって、どこにも辿りつくことはできない。過去の自分も今のわたしも大嫌いだけど毎朝鏡に笑いかけている。