フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

阿吽

君について考えていれば大抵のことはどうでもよくなるんだ。だからほとんどのことは何も変わらずにうまくいく。初めて会った時よりも優しくなったねと言えば、最初から変わってないよなんておどけてみせる。可愛くも美しくも綺麗でもない私が世界の中心で息…

近くて遠い夜

伸びすぎた髪に触れる右手 目を閉じた後の祈りの先に 与え合えば分かり合えるか 青の温度もオレンジの夜も

ほとんどきみだけのばかり

君は何も知ろうとしないのに私の知りたいことを何でも教えてくれる。いつも眠そうな顔をして私の話を聞いたつもりでどこかそっぽを向いている。ガサツだと言われて口を大きく開けて笑った時、そういうところだよ、って怒られても心地いいから仕方ないの。そ…

寒い朝に

まだ残された窓の印 一駅ずつ近づいていく高鳴り 慣れた手つきのその先は アラームに覚まされる夢