フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

ほとんどきみだけのばかり

君は何も知ろうとしないのに私の知りたいことを何でも教えてくれる。いつも眠そうな顔をして私の話を聞いたつもりでどこかそっぽを向いている。ガサツだと言われて口を大きく開けて笑った時、そういうところだよ、って怒られても心地いいから仕方ないの。それで、もうすぐまた冬がやってきたらどうするおつもりですか、私だけが浮かれて消えちゃったりしませんか。歩く時の癖も、首の匂いも、動かない観覧車も、全部抱きしめれば夜になる。ずっとモヤモヤしていれば忘れない気持ちを空にして、風船みたく飛ばせたら綺麗だと褒めてください。言葉にして消化したくないから、私だけの君ばかりだ。