フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ワレモノ

東京に住んでいた頃に聴いていた曲は危険で、私はまっすぐに歩くこともできないので、でもそれが誰の目に映ろうがわたしにとっては美しいことだった。季節が変わるのだから私だって変われるんだと置いていかれた夏に少し眩んでしまう。素足で歩いてみたって…

月になりたい

冷たくて優しくてよく分からなくて雨に濡れながら夏みたいだねと笑った。水滴で前が見えなくて、世界がキラキラ光っているみたいでちょうどよかった。うまく生きられないこと、もがいている姿が美しいこと、あの人ならこの夜を綺麗に切り取ってしまえるけど…