フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

思いは

私が言葉にするたびに大好きな君が遠くなる。甘い香りに包まれても可愛い女の子にはなれないから、黄色い線の外側を歩く。風に揺れたそれは、きっと美しいと形容されるのが幸せだ。迷子ではないのに同じ道を何度も通っては喉が渇く。あの桜並木もおしまいになってしまったから、あの夜の白い煙はいつか消える。真っ直ぐ歩いていくだけなのに、何も出来ない気がした日。