フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

優しい傷跡

君なら傷つかないだろうって笑われたけど、私だってあなたと同じ人間ですけど、涙だって出るし死にたくもなるよ、当たり前だろって、言えなかった。だから空気になれたらよかったんだけど、私は私のままでそれはずっと続いていくんですよ。ねえ、今どんな気分ですか。正しい選択をしてきたはずなのに、私の中の正解をいつも選んできたはずが、こんなに苦しいのは誰のせいか教えてほしいくらいだ。手を繋いで歩いていく二人に、私もなりたかった。