フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

恋と檸檬

鼻と喉の違和感が少しずつ顔を出すから、きっともうすぐ風邪を引く。本当なら早く寝るべきなのに、こうやってキーボードを打ちこんでいる自分が寂しくもなる。上手くいくことばかりじゃないのもわかっているし、あと一本遅い電車に乗っていたら閉じ込められていたことがとても怖い。人生ってタイミングなんだ。毎日って退屈で、でもそれがなきゃ永遠もない。あなたの気持ちが痛いほどにわかるよ。好きな人に会いたいという祈りが溢れる街中で、もしかしたら人間は綺麗なのかもしれないと錯覚した。傷跡だらけの左手も、いつもよりも丁寧に巻いた髪も、私のこと全て抱いてみてよと言えたら幸せになれる。