フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

机の上に物がたくさんあったから、全部箱の中にしまって楽になった。

窓の外、虫がうるさい。いらないものばかり集めている気がする。

扇風機の風で壁のポストカードとドライフラワーがひらひら舞って、落ちてこないか不安になって、

明日には東京にいるのだから無敵にもなれる。遠い街に私の姿が見える。

日曜日にはずっと好きだったバンドのライブにいけるので、

あと少し頑張ってみようと言い聞かせて頭痛と喧嘩してるの。でも負けそう。

最近の自分は、つまらない人間になってしまった。たまに起きることだからもう仕方ないけど、

これが普通だとしたら私は不幸になりたいのか、とか、考えちゃう。

私も結局あなたの一部であるなら、もっと楽に君と出会いたかった。