フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

赤い星

左手の爪が伸びるたびに、部屋に置いてあるギターが錆びていく気がする。

麦茶を飲んで汗をかいて、私は8月45日くらいを過ごしています。麦わら帽子も今日がきっと最後。

イヤフォンしているのに聞えてくる笑い声、電車の中で騒いでいた人たちが少し羨ましかったりもする。

私の中の春はずっと続いているみたいに、終わったと感じたら夏はいなくなる。

だからきっと少し足りないくらいが本当はちょうどいい。

寂しくてどうしようもないわけじゃないけど、君に会えたらもう少し皆に優しくなれると思うんだ。

明日はなにをしようかって、未来のことが楽しみに思えるのも久しぶり。

楽しい人たちってこういう風に生きているのだとしたら、ずるくてとても悔しいです。