フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

向こう側

他人はどうあれ自分は変わらないのだから、私は現在の自分と理想の自分との差に一生苦しめられるんだろうなと思った。


完璧な人間がいないことは誰だって知ってるはずなのにさ、求めるものがどんどん増えていくんだって言うんだ。誰かのために生きることは、美しいようで弱く見える。


普通になりたいのだから、こんな息の吸い方をしたらバレてしまう。水底から見ていた、あの泡の浮かぶ様子だけが全てじゃないことも、

私が彼女みたく泣きも笑いもできないことも、全部全部お見通しだと微笑んでくれ。