フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

おんなのこはね

冷房にあたりすぎて、学生に戻ったつもりでいる。図書館とか、自習室とか、しーんとした空気が懐かしい。あの頃と比べることはもうしてないけど、いつ思い出しても楽しかったと笑えることがあって嬉しい。

最近は夏バテ気味だから、アイコンの右上に表示される数字が嫌い。スマホの通知をOFFにして、ひたすらグラブルしてる。大事なのはバランスとか、余白とか、わかっていてもうまく変われない。

女の子にうまれたのなら砂糖ぐらいに甘くなりたい。可愛いねって言われたくて生きているようなもんだと思う。唇用のパックが大きいから半分にきって余りを膝に乗せた。夜の散歩中にすれ違う人たち全員をにらみつけたくてしかたないときもあるし、私もいつかああなりたいと尊敬の眼差しで見てしまうこともある。

甘い香りが似合うようになりたい。おでこから垂れてくる汗が目に入って沁みることにも慣れた。あと少し、変わることが出来ない。頭痛はもうないのに、ずっと首が詰まっている気がする。