2018-03-13 夜景 日記 なんでもない休日、甘いケーキを食べて胃がもたれた。 うまくやりあって、折り合いをつけて 私だけがつらいわけじゃない、とか ありふれた理由を武器に強くなったふりをする。 君に会えた日は特別だった。 私、どこまでも食べるくらい軽くなった気がして タバコを吸う横顔もずっと眺めていた 夜が似合う人が好きだ、溶けてしまえたら。
2018-03-02 おぼろげ 日記 埃かぶった看板と焦げた黒髪、 少しずつ上がる声は大きな月を見上げたようで。 春を感じて軽くなってしまうから、 あんなに涙したことも綺麗な言葉で表せるの、素敵でしょう。 私を選んでくれたことも君を切り捨ててしまったことも さよならがあたたかったのもきっと、嘘なのだろうけど 全てが平等におしまいに近づく。 私は盲目だったんだ。信じている方が楽だった。
2018-02-27 青い花束 日記 遠くへ行ってしまう可愛い女の子のために 手紙を書くことにした。 出会いと別れの季節になってしまったのだと 嫌でも思い知らされて、聞かなかったことにしたい。 幸せでしたと笑って泣いた彼女は、 とても綺麗だったな。 桜が咲いてしまうことを、私はずっと怯えて待つんだ。 春がきてしまったら、もう春は来ない。 私は、止まれない。