フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

林檎飴

もう手がとどかなくて
でも生きてることだけが確かにわかる。
私の知らない人と恋をして、赤くなって人間になっていく君は
とても美しいと思う。
大きな背中も、濡れたその黒髪も、手を繋いで歩いた横断歩道も
眩しすぎる街灯、桜の匂い、ちゃんと綺麗に思い出にした。
私が私に戻れたのも、死ぬまで生きることを決めたのも
全部君のせいだったんだから、絶対に許さない
死ぬまで許さないから、ちゃんと幸せになって。

白線

変わっていくものが怖い

続いていくことが何よりも正しい

私のことを決して好きにならない人を

死ぬまで愛して灰になりたい。

ずっと好きだった彼も彼女も君も

嫌いになりたかったわけじゃないとして

愛せなくなったのは誰のせいか。

一人きりで生きている気がするのも

いつかたぶん終わりが来る。それまで、ね