フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

繋がり

誰かの言葉に依存して生きているうちは、死んでいるようなものだ。

私は私でしかないし、私を救うのも私だ。つまりこの世界の中心は私でしかなくて、それだけが正しいこと。

 

再生していくお話が見たい。私みたいな壊れたおもちゃも、誰かにまた愛される日が来るのか教えて。

 

懐かしいクレヨンの匂いも、ダンボールで切った指先も、水で濡らした頬も、全部あの夕暮れが知っている。

 

私はどこにいても、変わらない。けれど、変わってしまうことばかりだ。

髪を短くして、眼鏡をかけるようになって、唇も頬も赤いほうが好きだし、お酒も飲めるようになった。

 

私の理想の私はとっくの昔に消してしまって、もう一人ぼっちの私でしかない。

 

時計の秒針のおと、青く光るランプ。カラスの声、16時20分。埃をかぶった鏡、ふてくされたドライフラワー。私を作るもの全てを、私は愛していたい。

まるくなれ

夢なんか見てなかったんだよって、それくらいぐっすり寝たい。寝起きからめんどくさいことを考えて、構築して、ナマケモノになる。悲劇。

甘すぎないドーナツみたいな、優しさがほしい。話してもいいんだよって微笑みかけてくれるみたいな。わからないことと、わかりたいことの差は大きいから、海がきっとなんとかしてくれる。

結局はお腹の中の出来事なんだと、誰かが言っていた。浮かんでいる、あなたもわたしも、はなればなれになれずにいる。

私の真ん中

ずっと好きだった人がいて 
たぶんまだ好きなんだけど 
もう忘れたつもりだったのに、その人の話を久しぶりにしたら 
思い出しちゃった。反省してるの。 

可愛くなることも、痩せることも、自分磨きしてること全部全部 

彼に可愛いって言ってもらいたいからでしょ?って言われて 
よくわかってるなあって笑っちゃったよ。 

ほんとはね、そうなんだよ 
その気持ちだけで、毎日走ってる。 
もう会えないと思うけれど 
でもまた会える気がする 

私の人生の中で一番大切な人だった、呪いにも似た願いみたいだった。 
報われないな、きっと。どんな結末になっても報われない。 

でも、それでもいい。今は君のために生きてるけれど、いつかは絶対私のために生きてやる。