フォークで刺した地球を

日記と詩を書いています。違いがよくわからなくなってきた。

星と月

私だけの夜空が見つからない。

知らないところがどんどん増えてしまうのは、

幸せとは言えないと思うんだ

 

空いた薬の瓶、ヴァセリン、流れる音楽

暖房の音も風の音も心臓よりも小さく優しい

 

どうか否定してほしい

嘘でもいいから甘い君でいてほしい

全部わかって飲み込んでくれたら

誰よりもまるくなって飛んでいける

 

月の見えない夜、誰にも言えない秘密、

私はずっと誰かに恋をして生きている。

吸い込まれそうな光の向こうに

私はいつまでも憧れている。

風船

君からもらったちっぽけな愛を抱いて生きている。

誰にも言わないはずだから、私だけの君が今も生きている。

 

欠けた薬指の爪、眺めてため息をついた。

空が分離する前に家に戻らなくちゃいけない。

私はずっとあの季節から戻ることができない。

夏みたいな春、とても寒い夜と孤独な昼。

 

わからないから泥でも草でも何でも口にして、

それを飲み込むことで自分を傷つけていた。

 

消えない傷を誇りだと歌って、

周りには誰もいなくなった。

 

軽くなりたい、飛んでいきたい。

会いたくても会えない人のもとへ

この重い身体とさよならしたかった。

一瞬の本物に一生を奪われてしまった。

私の名前

本当の私を知っている人は数えられるくらいでいいと思う。

君が最後に呼んでくれたことが、魔法みたいにキラキラしている。

 

あの春の日に私は本物を知って生きることを選んだ。

 

髪をいじる癖が治らない。軽くしたんだねと触ってくれるから短い髪型ばかり選んでしまうことも

相変わらず胃が痛いのも、愚かなことも、ただ頑張りたいだけなのに上手くいかないことも

乾かない目尻の先も柔らかい髪の軋むほど、

 

どうか今夜は灯りの下へ、真っ直ぐじゃない私の愛の形。

翼があれば

君は今誰を抱いているのだろうなと

ふと思ってしまって

どこまでも自由な人だったから

ずっと寂しくてたまらないのかと

勝手に想像してやめた。

 

自分のことで精一杯だから

他人のことなんて気にしてられない

君はきっと君らしい幸せを選んで

それは私にはうまく形容できないものだけど

たぶん間違っていない。

 

春が来れば

思い出して泣くだろう

それも全て幸せだってこと

ちゃんとわかっているよ。

夜は続く

人の群れ、魚みたいだと思った。

眩しすぎるから見えなくなって

ぶつからないように息を吐いた。

大きな看板、すれ違う人、

私もその中のひとつだと知った。

 

三角の感情も、

輝く街に躍る胸も

冬だと伝える風、冷たい手。

偽物だとばれないように、

息を止めて口を緩める。

 

キラキラ、ピカピカ、賑わっている。

東京は誰もが踊る街だった。