2017-10-12 飽食 日記 トーク履歴見て懐かしくなって 夏が終わっていくのも気持ち良くなった 満たされた腹の奥に見えた女の顔、 好きが溢れなきゃ全てが上手くいくのに 木苺のメレンゲ、秋雨の気配、 君はずっと割れた爪を眺めていた。
2017-10-04 行く末 詩 大きな月、いつかまるくなる時まで空を見上げて走る。知らなかった街とリンクしていくあの桜吹雪の景色の中の一部と私の真ん中が混ざって苦しい。 オレンジの香り、君の仕草と声もどんどん錆びて一枚の絵みたいになって飾られていく。
2017-10-03 ほころび 日記 お風呂に入ろうとしたのに スマートフォン、握り締めて寝てた。 明るい部屋の中で 死んだように眠っていた。 首が痛くて目が覚めて 慌てて薬を飲んで一息ついて ほらもう新しい日になったから、 喧嘩したことも忘れてしまう。 雨音に隠れて嘘をついた、 私だけの秘密。