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フォークで刺した地球を

詩と日記を書いています。

煙染夜

ベランダに、君の背中とタバコの煙。
ベットの中で、帰りを待つ私。

冷たい手と足、私になすりつけないでってぎゃあぎゃあ騒いで、満足したらくっついて眠る。
タバコ臭くなった君の服も髪の毛も全部私のもの、あなたにもあげない。

夜中に何度も目が覚めて、そのたびに息を潜めて寝顔を見つめてる。
この前は君が私のこと見てたね、なんで?って聞いたら、見てないよって言われた。

たぶん、あのときは本物だったんだ。

首の後ろのほくろ、私よりも長い髪。
背の高い君、大きな背中も、独り占めしたかった。だれにも触れさせたくなかった。
その唇、私に色を魅せた張本人を、
一生愛す呪いをかけて、私は自由になるよ。