フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

遠くにいる人へ

生ぬるい部屋の中、薄着になって夢を見る。もう暗い公園にいる街灯を見て夜は誰にでも優しいと言った。車のエンジン音がしたから、誰かが帰ってくるんだろうな。底が見えてきたクリームの缶、読み終わった雑誌と小説の束、星を見上げたら何か見つかるとして、私の欲しいものは手に入らない。変わっていくことが美しいとわかっていても変えたくないよ。私はずっと、君の隣にいたい。