フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

君だから、がほしくて

同じ世界なのに違うように切り取って遊ぶのが好き。ひたすらに歩いたらブラウスが背中にひっついて邪魔になる。夏は終わったんだと口にしないで姿を変えていく人々。空を見上げれば目は惑う、汚い音にかき消された言葉、置いていかれたプラスチックの塊。どこにいても一人の気分でしかたないよ、誰もそうだったらよかった。私は、私のままで欠けていく。だから、おしまいまでにまるくなれないことは理解している。