フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

100年後

こんなにも泣いたのだから明日は雨になると思う。

そうじゃなければ張り裂けてしまいそうな軽い命。

あの風船はもうすぐ飛ばされてしまうけど、

ほんとうが残らなくても嘘つきなんて言わないで。

水底の後ろめたさ、永遠は緑に近い色、

気球の群れの音、優しい赤に染まっていく。

異端とか奇跡とか甘い言葉に踊らされて

自分は何者でもないから、月にだってなれる。

明日は君のこと嫌ってみせようと

違う靴を履いても、向かう先は同じ。