2019-07-30 100年後 日記 こんなにも泣いたのだから明日は雨になると思う。 そうじゃなければ張り裂けてしまいそうな軽い命。 あの風船はもうすぐ飛ばされてしまうけど、 ほんとうが残らなくても嘘つきなんて言わないで。 水底の後ろめたさ、永遠は緑に近い色、 気球の群れの音、優しい赤に染まっていく。 異端とか奇跡とか甘い言葉に踊らされて 自分は何者でもないから、月にだってなれる。 明日は君のこと嫌ってみせようと 違う靴を履いても、向かう先は同じ。