フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

私が星になれたら

群がる人々の喧騒を抜けられず、花火にも夜空にも君にも視線を奪われる今年の夏。甘くない生クリーム、冷たいシャワー、嘘がつけない君の口。他人と比べてどうだとかあんまり考えなくなった気がしたのに、気まずくなって下を向いてしまうことばかりだ。誰かに会う前の気持ちが一番美しい気がするから、いつまで経っても孤独に憧れる。あの人もこの人もひみつを持っていて、私と同じくらいまるくなれないでいてほしい。街に隠れて微笑んでみれば、夜が始まる音がする。