フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

迷子

寝違えた首が痛いまま、今日も終わってしまうのか。隣のあの子はオーバーヒートで氷を頭から被っている。君はおそらくもう幸せで、それを感じないことで平静を保っているのだろう。まだ何も始まってもいないのに桜の写真を見るたびに悲しくなるのは無責任だ。大きな月の下、口笛を吹いたら下手だと笑ってくれる。横断歩道の向こう側、聞いてほしい話は無くても白線の上で困らせていたい。