フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

返事を待つ間は

何をしても自由になれないのなら手に届くもの全てを口にして、気になるあの子も檸檬みたいに遠くの人になる。面と向かい合って話せばすぐ終わってしまうから、どうでもいいことを連ねて本当のことは言わないままだ。君が好きだった女の子の名前を教えてくれないから、私はいつまでも失恋ができない。あの星座の名前も、初めて食べたパスタも、バスの終点だって何一つ忘れたことはないよ。