フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

斜陽

駅のホームで買ったコーヒーを飲まずに流しに捨てて、テレビの向こうの人みたいに笑ってみる。人生が思い通りにならないことが思い通りになっているから、楽しくなって転んだふりをして傷ついても今日と一緒に明日に向かって終わっていく。私に夜が来ても何も変わらないでほしい。部屋に物が増えるたびに自分が空っぽになる気がするよ。何もないことが満たされているとしたら、君は誰よりも幸せで美しい人でした。