フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

星が消えても

好きな人が遠くにいってしまって、たぶんもう二度と会えないんだと思う。幼い頃の私を救ってくれたヒーローみたいでとても眩しかった人。

言葉が出なくて、でも今日も終わってしまうから明日になる前に終わらそう。赤い目、視線の先、言わなくてもわかる言葉と、言えなくて伝わらなかった気持ちの行方も。

ねえきっと世界は広くて小さいのだから、なんだって捨てられて許されていくね。明日になれば大半が元どおりで、私もまた働く。

たくさんの人の言葉に流されて、私もまだ泳いでいるよ。彼が愛したもの全てはきっと、続いていく。