フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

星と月

私だけの夜空が見つからない。

知らないところがどんどん増えてしまうのは、

幸せとは言えないと思うんだ

 

空いた薬の瓶、ヴァセリン、流れる音楽

暖房の音も風の音も心臓よりも小さく優しい

 

どうか否定してほしい

嘘でもいいから甘い君でいてほしい

全部わかって飲み込んでくれたら

誰よりもまるくなって飛んでいける

 

月の見えない夜、誰にも言えない秘密、

私はずっと誰かに恋をして生きている。

吸い込まれそうな光の向こうに

私はいつまでも憧れている。