フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

またいつか

今日も歩こうと思って、肩をぐるぐるしながらるんるん鼻歌うたってたよ。

夜の雲は湿度が高そうで、なんか黒蜜舐めたくなった。胃もたれ、致死量って言葉が好きでよく使ってしまう。
街灯に群れる虫を見つめて苦しくなるみたいに、風のない夜には答えが出しにくくなる。

遠くにいきたい、だから東京に憧れていた。
生きていればまた東京に戻れると言ってくれた人がいて、私は生まれた町に戻ってきたの。
でも、このままじゃだめだ。歯を食いしばって笑いながら加速していく。
背中にくっつくTシャツ、帰宅する人たちとすれ違って、サビが終わるまでにトンネルから抜け出せなかった。吸って吐いて吐いての、繰り返し、明日の自分に許されたくて生きてる。
あのね、もう年齢のせいで諦めるのやめた。私にはまだ未来があるから、過去にとらわれるのやめたよ。なんて言ってもまた後悔して泣いたりするんだろうけど、立ちあがったときの気持ち忘れないように言葉に残しておく。いつか笑いながら読み返すんだろ、もうわかってるんだ。自分のことくらい。
ねえ、あなたにも生はまだあるでしょ。楽しもうよ。楽しんだもん勝ちだと思うの、私は。