フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

かぜ

鼻が詰まって苦しい。時計の音がうるさい。話せば棘ばかり刺さるとしても、口を閉じたら死んでしまう気がした。機械のように動けたら楽だったろうに、感情に流された身体は海にも浮かないな。

期待してまた傷をつけて、そうして生きてくことも悲しみを消せないことも、正しくない。

でも桜がまた咲くことは変わらなくて、それはとても美しいことだと思う。