フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

日曜日

公園に群れるハトたち、笑うブランコ、排気ガス、通り過ぎていく昨日も今日も。

雲に隠れるように、オレンジが来る前に、逃げろ。

喋らない君をずっと見つめ続けること、それがなによりの幸福。私なりの明日への肯定。

ねえ、あのままでいて。君が永遠になった、あのときみたいな笑顔が張り付いて消せない。
風邪を引くからやめなよって、過去を切り捨てた人の負け。

私はずっと、ロウソクみたいな噴水を眺めていた。