フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

微熱

赤と青。

たまに見えるオレンジ。

私を構成するもの、

君と彼。

真っ暗な部屋。

静かすぎる夜に酔う。

大人になってしまった。

子どものときの記憶なんて、

ほとんどがでまかせのように思える。

風が揺れる音がする

私の熱を感じて、お願い。

このやわらかい髪だって、

君の名前を呼ぶ声だって。 

あたしが今ある全ては、君のために。