2016-12-06 微熱 詩 赤と青。 たまに見えるオレンジ。 私を構成するもの、 君と彼。 真っ暗な部屋。 静かすぎる夜に酔う。 大人になってしまった。 子どものときの記憶なんて、 ほとんどがでまかせのように思える。 風が揺れる音がする 私の熱を感じて、お願い。 このやわらかい髪だって、 君の名前を呼ぶ声だって。 あたしが今ある全ては、君のために。