フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

寂しさと生きる。

今まで書きためていた詩を少しずつ吐き出していくことにした。まるでわが子のようで愛しい。
過去って全部素敵な物に思えてしまうから、ずるい。私がいまこんなにも苦しんでいるのに、来年の今頃にはそんな時もあったなあなんていいながらみかんを食べているんだろうな。
それくらいがいい、もっと軽く息をして、歩いて、たくさん笑ってたまに泣きたい。
今はそれが出来ない。誰かにずっと首を絞められているようで、苦しい。

早く楽になりたいし、ずっと恋をしていたい。日蔭の雪はまだ残っていた。冬の夜道は危険だ。きっとふらっと消えてしまえさえする。
音楽を聴いて歩いていると、どうしたって自分が主人公に思えた。曲が変わるたびに私も変わる。泣きたくないからロックばかり流したのに、風の冷たさで涙が溢れた。

春が来ない。でも春は来る。だから生きる。会いたい人がいる。