フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

2019-01-07から1日間の記事一覧

変わらないもの

もし魔法にかけられていたら、私はここで座り込んで泣いてはいないし、 知らない地名を眺めながら君の声を聞いてはいない。 風と時間と人が通る道、冬ですねと言ったら答えてくれた人がいた。 春がやってきても私は桜にはなれないし、この汚い顔は夜が似合う…

おさがり

どちらから手を繋いだのか覚えていない。あの赤信号の先、さよならの向こう側。 古いジャズの音、排気ガス、踏切を何回渡ったかを君は覚えているだろうか。 きっと、子どもの頃には理解できない感情。でも大人になった気はさらさらない。 夜景が綺麗なのも、…