フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

私の日常

きっと明日には冬がいなくなるだろう。そう願って駅へ向かう道にある駐輪場に置かれた新しい自転車たち、白い顔の人の群れ、もうすぐ切れてしまうイヤホン、自分で選んだことに自信が持てないと塞がる時もある。誰かと笑いながらご飯を食べられるようになって、いろんな側面から世界が見られるようになって、君が私ではないから変えられない昨日に悩んで諦めた今日だって、布団の中で微笑みながら本物になりたいと眠る夜。

歩け

窓なんて開けなくても今日の天気くらいはわかる。気づけば7時18分に目が覚めて少し悔しくなる。もう桜が咲いてしまっているからまるで失恋みたいだというね、満たされたら感じなくなるものはいずれ世界を狭くしていくもの。私には何もないのにいつか叶えたい夢ばかり増えていくから今日もスニーカーの紐を結び直すその先にある光景。

変わることは美しい?

前の投稿からずいぶんと経ってしまって世界も自分も変わってしまった。花札をはじめてやってみて全然わからなかったり、アフタヌーンティーはもういらないくらいの甘さだったり。この世界は綺麗なんだと説明できるものがたくさんほしいから君のことばかり考えている。今年の冬は全然寒くなかったね、それが嬉しくも寂しくもあることがわかる?ずっと先のことが少し楽しみになってくる。私にも未来があるんだね。