2019-09-01 サイゴノハナビ 日記 夏が終わったと誰かが言った。 街灯もない夜の真ん中の小さな光 宿題のない毎日を過ぎて 小さな頃の夢は燃えた。 火傷でもしたらまた出会えるだろうかと 静かな煙に包まれて閉じる。
2019-08-26 いなくならないで 日記 私は自分の存在を美しいと思ったことがないから、誰かのいうあの言葉は聞いたこともない。毎日が焼けて崩れていくだけのように思えるから冷房の温度を少し下げて震えてみては虚しくなる。雨が降ってきたよ、と声がしても17時のチャイムが鳴れば欠けていく今日。季節が変わっても何も変わらない君のことばかり考えています。
2019-08-13 待ちぼうけ 詩 蒸し暑い東京の夜に空は落ちてはこない。誰かの何かに映るその姿も歓声もなく消されていくから、言葉をたくさん飲み込めば強くなれる気がした。空も海も小さく見えた、私の輪郭だけぼやけるのはおかしいですか。街灯を頼りに星になりかけるまで君を待つ。