フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

ひとりのじかん

駅のベンチで時間を潰している

イヤフォンつけてなくて、

発車ベルの音とか、聞き慣れた男性の声とか

足音が気持ちよく私の心も潰してくれる。

いなくなってしまったみたいだ

別に触れてもいなかったよね、

例えば寄り添う二人の姿に何を重ねるのか

キャリーケースのガラガラした音とか

チョコレートの空袋、甘ったるい口内。

21時になったら歩こう、ゆっくり帰ろう。

きっと他の人は私のことなんて気にもしてない

それでいいんだ。