フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

満月

こんな大きな世界なのに小さすぎる私だと思う。ひとりぼっちの気持ちはどこまでも潜れる、空気なんていらない。そうだよね、全部脳みそのせい。心なんてないし、君への気持ちも都合よく流して蓋をして見なかったことにした。頭痛がする。枕二つ並べても使うのはひとつだけ。ほら冬がやって来てそのうちに暖房もつけるんだよ。好きな人と一緒になれないこと、どうしようもなく愛おしい。叶ったらおしまいだから、繋いだ手の指は絡めない。他人から見たらよく笑えてるかな、もうそんなことも考えないから。続けること、繋げること、あと少しだけ生きること。それだけ。