フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

夜景

なんでもない休日、甘いケーキを食べて胃がもたれた。

うまくやりあって、折り合いをつけて

私だけがつらいわけじゃない、とか

ありふれた理由を武器に強くなったふりをする。

 

君に会えた日は特別だった。

私、どこまでも食べるくらい軽くなった気がして

タバコを吸う横顔もずっと眺めていた

夜が似合う人が好きだ、溶けてしまえたら。