フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

おぼろげ

埃かぶった看板と焦げた黒髪、

少しずつ上がる声は大きな月を見上げたようで。

春を感じて軽くなってしまうから、

あんなに涙したことも綺麗な言葉で表せるの、素敵でしょう。

私を選んでくれたことも君を切り捨ててしまったことも

さよならがあたたかったのもきっと、嘘なのだろうけど

全てが平等におしまいに近づく。

私は盲目だったんだ。信じている方が楽だった。