フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

ご褒美

私にはピアノも猫もない。

今日は雪が降らないから、誰も特別になれない。

甘いマシュマロの匂いがする部屋の中、

暖房の風量を強くしてパーカーを脱いだ。

きっと笑顔を振りまいて誰かを幸せにすることは

私には出来ないのだろうけど

君と二人でなら目がなくなるくらい笑ってみたい

くしゃくしゃの髪をそのままで

夜に溶けてしまえたらな。