フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

林檎飴

もう手がとどかなくて
でも生きてることだけが確かにわかる。
私の知らない人と恋をして、赤くなって人間になっていく君は
とても美しいと思う。
大きな背中も、濡れたその黒髪も、手を繋いで歩いた横断歩道も
眩しすぎる街灯、桜の匂い、ちゃんと綺麗に思い出にした。
私が私に戻れたのも、死ぬまで生きることを決めたのも
全部君のせいだったんだから、絶対に許さない
死ぬまで許さないから、ちゃんと幸せになって。