フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

もしも

蚊に刺された跡が真っ赤に染みていて、

キスマークみたいだなと思いながら誰のこと浮かべていたか。

いらないものばかり捨てられなかった私の真ん中。

私の知らない君が今も生きていることが寂しい。

割れたガラスの向こうに、何が見える。

誰にも知られない、小さな星になりたかった。