フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

繋がり

誰かの言葉に依存して生きているうちは、死んでいるようなものだ。

私は私でしかないし、私を救うのも私だ。つまりこの世界の中心は私でしかなくて、それだけが正しいこと。

 

再生していくお話が見たい。私みたいな壊れたおもちゃも、誰かにまた愛される日が来るのか教えて。

 

懐かしいクレヨンの匂いも、ダンボールで切った指先も、水で濡らした頬も、全部あの夕暮れが知っている。

 

私はどこにいても、変わらない。けれど、変わってしまうことばかりだ。

髪を短くして、眼鏡をかけるようになって、唇も頬も赤いほうが好きだし、お酒も飲めるようになった。

 

私の理想の私はとっくの昔に消してしまって、もう一人ぼっちの私でしかない。

 

時計の秒針のおと、青く光るランプ。カラスの声、16時20分。埃をかぶった鏡、ふてくされたドライフラワー。私を作るもの全てを、私は愛していたい。