フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

「本当は普通になんてなりたくないんじゃないの」って、そう聞えた。聞き流しながら食べた白米は水加減がちょうどよかった。ウイスキーが濃い、ジンジャーハイボール。炭酸苦手なんでしょ?って笑われた。そういうときもあるのよって笑い返した。生きるために選択したことは、大概が積極性を欠いている。

最近はスマートフォンで日記をあげることが多くて、久しぶりにパソコンで表示したら文字の大きさがガッタガタで笑った。思春期みたい。恥ずかしい。

「面白いね」って言われることばかりで、きっと私にはそれしかないくらいなのだけれど、ちゃんと仲直りしなよって言われたこととか、それでも正論だけが人を救えないことや、真っ直ぐであれない自分が嫌でしかたがない。わかっているけど、わかれないことがこの世界には多すぎると思うんだ。生きにくい。まだ何も変わっていない。