フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

シンボル

電車に乗って、大好きな東京にいく。少し緊張する。全てを愛せるわけじゃないから、うまく笑えるんだと思う。

ガラガラの車両に光が差し込んで、北へ北へ向かうのものだけがいる。肩甲骨が痛い。早く軽くなりたい。まだ時間が必要だけど、もう動き出さなきゃいけない。

トレンチコートを着ている人を見ると、春だなあってにやけちゃう。
そうやってわかりやすいシンボルに私はなりたい。ありふれた幸福に。