フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

挿花

春になれないものが、形だけの春に取り憑かれるようだった。ニセモノ。あの人は雪が似合う。胃がまだシクシク痛むのも、寝癖まみれの髪を見て笑うのも土曜日らしいなって思うよ。

わかりきったことも、教えてくれない。その口の意味とか、価値とか。シンプルに生きられなくなったら、快か不快かで割り振ってしまうからね。気をつけて、君もね。