フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

季節

風が冷たいけど、あったかいの。
別れの季節って気がする
君とさよならしたのも、春だったなあ
出会ったのは冬で、寒くて、
白い息とあったかい手と、たぶん泣いてた、いつも変わらない。

今のままで十分だって言われて
とても軽くなってしまった。
こんなの許さないんだから、
わたしの呪いは、私にしか解けないはずだったのに。

東京。東京へ向かう。
東京みたいな日々と、人と、
春がやってきても、桜が散っても
春がずっとあればいい。

私の心を揺らすのはきっと、
春なんかじゃなくてもっと。