フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

春になれば

夜の吉祥寺。白い煙、冷たい手と、手。
遠くなる声、踊る人々、眠らない街に似てるようで違った。

普通に近づいてること、
私は知っているようで見たくも感じたくもないの。
トラウマとか、なかったことにする。
雪だから、雪だったから。
全部雪のせいにしよう。ねえ。

春が来たらようやく白い靴を履ける。
君がいなくなることとか、私が消えてしまうことも、
全部全部あたしのための過程。

あなたがかけてくれた魔法も、呪いも
わたしが軽くなる過程の一つ
そうやって丸くなっていけばいい。
そうやって生きていくんだ。