2016-12-06 呪いをかけて 詩 ひとりぼっちにはかからない呪い。 あたしはそれが欲しい。 君にかけられた呪いも、私がかけた呪いも 全部無くしてしまえたらよかった。 鍵があればよかった、 鍵なんてなくても解けるのに 私の身体は止まったままで、明日に近づく。 夜が深くなる。雨が降り出す、 声が小さくなる。私は光を嫌った。 人間って綺麗で汚くて好きだ。 私は完璧な大人が嫌いだ。 だからきっとみんなを愛せると思うし 同時に誰もが敵であるのだ どうか私の理想を壊さないでくれと願っても あの人の頭を私は支配できない 君がどんなに願ったって あたしはこの世から消えたいって思っちゃうの。