フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

幸福

あと少し、の乱用をしすぎた。私にとって異常だったものが、すんなりと入っていく気がした。

それでもこの身体は海水が染み入っていくように動かなくなるんだ。早く逃げないと。

私がそれを選ばないといけない。だって、誰も助けてはくれないのだから。

 

渇き。さっき、目覚めた時とは違う感覚。水が足りない。

もう十分大人になった。それでも、もっと大人にならないといけない。

「学生気分が抜けないわね」って、半年前に9つ離れた人に言われた。

あの時から私は何か変われたのかと考えたけれど、落下していっただけのような気もする。

学生から社会人になって、挫折して。またこれから、1から、なんて、弱いなあ。でも。

 

氷のような風に触れて、火傷したみたい。

あなたの腕の中で眠れたら、きっと何度だってまた深く潜れる。