フォークで刺した地球を

日記と詩を書いています。違いがよくわからなくなってきた。

行く末

大きな月、いつかまるくなる時まで空を見上げて走る。知らなかった街とリンクしていくあの桜吹雪の景色の中の一部と私の真ん中が混ざって苦しい。 オレンジの香り、君の仕草と声もどんどん錆びて一枚の絵みたいになって飾られていく。

群青

目が乾く日が増えた。ごめんねって言われて優しいねって返した。謝ってもらえれば許すことができる。 私の気持ちなんて海に浮かぶビニール袋みたいだ。 綺麗な水に浸りたいと願っている。息を切らすくらいの青春時代を過ごしたかったのに、スマートフォンの…

嘘とエゴ

いつだってあなたを試している。本当に私のこと思っていてくれるのか、 棘を刺したって私の腕ごと抱きしめてキスをしてくれるのか疑っている。 もう一度だけ、エスカレートしていく確認行為。あたしできれば不幸のままでいいよ。 だから嫌ってほしい。落ちて…

水になる

遠くの街に住む君に恋をして、恐竜の卵も東京タワーも偽物だと知った。 君はきっと違う誰かを抱いて眠る。冬になれば悲しくなるのはそのせいだとずっと思っていたんだ。 胃に大量の麦茶をぶちまけて、ふらふらになって階段を上る。 幸せになることを諦めたく…

形のないもの

五分五分だなって思う 汗ばんでるな、このシャツ。 深い繋がりはいらないとしても 簡単に捨てられるのも嫌でしょ 違うかな、電車は今日も止まる。 ゆっくり休みなと言うけれど あたしの心臓ずっと働いてる まぶたの痙攣もとまらない 私を離すつもりがないん…

錆びたギターを

君が言ったこと、触れたこと、なんかよくわからなくて川に捨てた。落ちて流れていく葉っぱもいつかは沈んで見えなくなっていく。海の底は知らない方が幸福だろう。彼ならきっと、自分の耳だけでチューニングを合わせられるのだろうなと、ふと思い出して笑っ…

腐った魚

鼻が曲がるような臭いに 東京の空を見上げて歩いた 汚水の色はいつだって濁っている。 綺麗な川で泳ぎたい 満員電車は窮屈で それでもたまに居心地が良くなる 君も私も消えたくなる時に きっとこんな感情になる。 もう夏みたいだねってこぼした。 綺麗なお姉…

繋がり

誰かの言葉に依存して生きているうちは、死んでいるようなものだ。 私は私でしかないし、私を救うのも私だ。つまりこの世界の中心は私でしかなくて、それだけが正しいこと。 再生していくお話が見たい。私みたいな壊れたおもちゃも、誰かにまた愛される日が…

失って気づくとか、そんなものじゃない。だってまだ何もはじまってはいない。終わってもいない。 私の中にある君が、あの時からずっと同じ呼吸と体温であり続けているうちは。 致死量の桜、満開。喉が渇く、煙草の煙は白くて綺麗。 左手と右手、人々、賑わい…

夜明けの街灯

シンプルに生きられなくなって、不純物で構成されていくようになった私は、どこにでもありふれたような光になりたいんだよって秘密を抱えながら生きている。あの交差点の前で君を待つ時のような胸の高鳴りとか、寒さでかじかむ指をあたためる仕草とか、ほこ…

深夜潜水

寝れないから日記を書いて、 心を少し軽くするつもりでいたの。 でもいろんなことを思い出して 笑って泣いて、ばかみたい。 真夜中のプールに潜り込めたらって そんな妄想ばかりしてた きっと冷たくて入れない 風邪をひいて後悔するんだろうな わたしはあた…

かくれんぼ

桜が咲いてしまったら、本物がどこかに隠れてしまう。 あたしはきっと探し出せない。ずいぶん前から同じことをしている。 例えば、あの川に流した青春と同じくらい。 白紙で出したアンケート用紙と同じくらい。 雲ひとつない空に傘を差す人と同じくらい。 二…

エンドロール

別れから始まる物語も、あっていいんじゃないかと思う。君とさよならした日から、あたしの命は動き出した。 桜、コーヒー、雨、寝癖、スーツ、東京、大人、 デブになるよって言われたけど、我慢できなかったプリンとか、 バイク、赤信号、冷たい手、排気ガス…

落下傘と高架線

新しい手帳を黒く染めた、大事なところは赤く染めた。どんなことが起きたって、踊っていられるくらいの心を保ちたかった。深夜の息をしていない街に出る。横断歩道の赤、寂れた看板の白、私の大好きな黒。猫に引っかかれた跡の手、高架下。青くなれたら、曖…

季節

風が冷たいけど、あったかいの。別れの季節って気がする君とさよならしたのも、春だったなあ出会ったのは冬で、寒くて、白い息とあったかい手と、たぶん泣いてた、いつも変わらない。今のままで十分だって言われてとても軽くなってしまった。こんなの許さな…

春になれば

夜の吉祥寺。白い煙、冷たい手と、手。遠くなる声、踊る人々、眠らない街に似てるようで違った。普通に近づいてること、私は知っているようで見たくも感じたくもないの。トラウマとか、なかったことにする。雪だから、雪だったから。全部雪のせいにしよう。…

煙染夜

ベランダに、君の背中とタバコの煙。ベットの中で、帰りを待つ私。冷たい手と足、私になすりつけないでってぎゃあぎゃあ騒いで、満足したらくっついて眠る。タバコ臭くなった君の服も髪の毛も全部私のもの、あなたにもあげない。夜中に何度も目が覚めて、そ…

呪いをかけて

ひとりぼっちにはかからない呪い。 あたしはそれが欲しい。 君にかけられた呪いも、私がかけた呪いも 全部無くしてしまえたらよかった。 鍵があればよかった、 鍵なんてなくても解けるのに 私の身体は止まったままで、明日に近づく。 夜が深くなる。雨が降り…

微熱

赤と青。 たまに見えるオレンジ。 私を構成するもの、 君と彼。 真っ暗な部屋。 静かすぎる夜に酔う。 大人になってしまった。 子どものときの記憶なんて、 ほとんどがでまかせのように思える。 風が揺れる音がする 私の熱を感じて、お願い。 このやわらかい…

はじまりのあさ

急行電車、 朝、 冷たい空気と風 髪が伸びたねって言われた イヤホン、 ずっと同じ曲を聴いてる ハンドクラップ、あと少し、の乱用して 疲れきってるけれど 今日は最後の日、 ちょっと告白しちゃおうかな。

忘れな草

冷たいふりをしているだけなんだってわかっている。 だからこそ君の真ん中がほしいの。私がほしい言葉、全部、知らんぷり。いつだって遠くを見ている目、薄く笑っている唇。かぶりつきたかった。私のものにしたかった。誰かが私の良さをたくさんの言葉と色で…